だいぶ前の話ですが イタリアの南 カンパーニャ州のAVELINO(アベリーノ)という街で
一つの食材を クッチーナ・リッカ(CUCINA RICCA) 貴族階級の料理 と
クッチーナ・ポーヴェラ(CUCINA POVERA) 貧乏人の料理 というテーマに分けて
調理したものを試食するという催しに 参加したことがあります。
どんなものを食べたかは ほとんど覚えていないのですが
どの食材も クッチーナ・ポーヴェラの方が シンプルな分
素材の味や 魅力を引き出していて おいしかったような記憶があります。
その中でもこのフリッジテッリ(FRIGGITELLI) 細長くてしし唐を大きくしたような緑ピーマン
このトマト煮は忘れられない味となりました。
赤や黄色のぺぺローニ(パプリカ)を使う事があっても
緑のピーマンをトマトで煮るなんて発想はその当時の私にはなく 初めて食べる味でした
このフリッジテッリ トマトとの相性バッチリなんです
ピーマンはビタミンが豊富です
ピーマンに含まれているビタミンPは、ビタミンCを熱や酸化から守る働きをするため
炒めたり煮たりしても、十分にビタミンCを取ることができます
またピーマンに含まれているビタミンAは、油と調理することで吸収率がアップし栄養価が高まるそうです
緑のピーマンは、ビタミンの含有量でいえば赤や黄色には負けますが
緑の葉緑素(クロロフィル)はコレステロールを防ぐといわれているそうです
材料
フリッジテッリ(緑ピーマン) 200g
サルシッチャ(生ソーセージ) 2本
玉ねぎ 30g
イタリアンパセリ 少々
にんにく 1片
白ワイン 大さじ4
オリーブオイル 適量
トマト缶 1缶
塩
レシピ
①フライパンにみじん切りしたにんにくと玉ねぎを入れ炒める
②①に、サルシッチャをほぐしたものを入れ パセリのみじん切り 白ワインを加える
③洗って種を取ったピーマンを加え トマト缶を入れる
④煮詰まってしまわないように水を足しながらピーマンが柔らかくなるまで煮る
⑤最後に塩で味を整えてお皿に盛りイタリアンパセリをふる
サルシッチャは イタリアの生ソーセージです
手に入らなければ無しでもOKでも
お肉の付け合わせや パスタソースとして使えます
ちょっと苦みのあるピーマンが トマトでコトコト煮ることによって食べやすくなり
おしゃれ~なイタリアンに変身です